日本人は保険好き。
保険は加入者の人生と家族を守るための「武器」であると同時に、保険会社にとっては「メシの種」である。
日本人は、世界に類を見ないほどの保険好きだ。1世帯平均の生命保険料は年間45万4300円。世界人口の2%に満たない日本人が支払っている保険料の総額は世界シェアの約18%を占め、1人当たり約3500ドルは世界トップである。
by ニューポストセブン
知らんかったーーー!!
実は、ワタシ、保険マンモスのFPさんに、
アフラックとかアリコとか、外資系の保険会社って日本から撤退しちゃったりしないですかね?
ときいてみた。すると・・・
撤退しないと思いますよ。だって、アフラックの世界売上は日本がささえてますからね。
きけば、 アフラックの全世界での売り上げの7割以上が日本市場で生まれている らしい。
FPさんは
こんなおいしい市場からアフラックが撤退するハズはない
という考えのよう。
わたしは知らなかったんだけど、世界で最も優秀な健康保険制度を持っておきながら
心配性の気質がそうさせるのか
我々日本人はせっかくの収入をせっせと保険に費やしている、世界でも珍しい国民らしいんである。
アフラックの同社の社史によれば、大阪万博で来日した創業者長男のジョン・B・エイモスが、風邪予防の為にマスクをしていた多くの日本人から、衛生に対する意識の高さを感受して、日本市場への参入を決意したとある。
by Wikipedia
ふーん。 抜け目ないね 。
さらにWikipediaを見ると、は?!と思うことがかいてあった。
日本人の保険好きにつけこまれたか?
がん保険を含む第三分野保険の販売事業は、事実上外資系保険会社のみに独占的に許可されており、その恩恵の下でのビジネスを展開した。結果、がん保険分野における寡占企業となり、1999年のがん保険販売におけるシェアは85%以上に達していた。2001年、米国の同意を得て、日本国内の生命保険会社・損害保険会社の同分野への本格参入は初めて自由化された。
by Wikipedia
ん?よくわかんない。
もうちょっと調べてみると・・・
2012年6月7日(木)、衆議院第二議員会館で、「第35回 TPPを慎重に考える会勉強会」
長尾議員はまず、日本の第3分野(がん保険などの医療保険)解禁の流れを説明した。1974年11月に、アメリカンファミリーが日本でがん保険を発売。1993年4月に、クリントン・宮沢会談で保険、自動車、自動車部品が話し合われた際、保険分野の規制緩和を目的とした「日米保険協議」が始動した。
その後、1994年10月、アメリカの強い要請を受ける形で、日本は、既存の国内生保会社の第3分野への参入の禁止を米国と約束してしまった。
既存の生保会社は子会社による参入を模索し始めた。 この約束では、「当局による保険審査の緩和・期間短縮」「約款の認可を届出制へ」「料率規制の緩和」など、様々な規制緩和がなされた。しかし、この時日本の第3分野で売っていたのは、アメリカンファミリーほぼ1社だったため、同社がフルに恩恵を受ける形で、事実上の独占となった。
米国の民間保険制度と日米保険協定 長尾たかし
アメリカンファミリー=アフラック
そりゃーもうかるだろうさ!!
で、更に気になる「かんぽ生命ががん保険を売らない理由」
外資系保険会社の抜け目なさに感服したところで、コレは最近のニュースであるが、気になるものを発見。
かんぽ生命が保険契約数800万件を超える世界最大級の生命保険会社である ことに注目しつつ読んでほしい。
麻生太郎財務・金融相は12日朝の閣議後会見で、日本郵政グループのかんぽ生命保険のがん保険参入など、新たな医療保険の認可について「適正な競争関係が確立されているかや、業務の適切な遂行体制が確保されたと判断できるまで、少なくともその認可を行う考えはない」と述べた。
日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するにあたり、日本で高いシェアを持つ米国の保険会社は、かんぽ生命の業務拡大に懸念を示している。
TPPについては、農業のことばかりがクローズアップされているけれど、保険分野もすごいね。
日本人は保険好き。
なら、アメリカの保険会社の保険を売りたい。
だけどかんぽ生命が邪魔~。国営だっただけあって日本人はかんぽが大好き。
そんなのイカン!適正な (我々の)競争力 を妨げているじゃないか!
だから かんぽの商品は認可しない、または 内容的にダメであるよう 政治的圧力をかけている。
というように、わたしには思える。
違う見方があるんだったら、誰か、教えて~~