入院日数が一番長引くのはガンではなくてうつ病・パニック障害・精神疾患
巷の保険のCMでは、ガン・心筋梗塞・脳こうそくが恐ろしい病気だとし、
この三大疾病に備えるべく、医療保険への加入をすすめてるけれど、
最も治療が長引き、入院日数も長期化する病気は 精神疾患 みたい。。。
だから保険会社は、
精神疾患(パニック障害とかうつ病とか統合失調症とか)での通院履歴があると加入を拒む 傾向があります。
厚生労働省では3年に一度「患者調査」というのを行っています。最新の調査は平成23年度です。
この調査の中に「傷病分類別にみた年齢階級別退院患者の平均在院日数 」というのがあり
(病気で入院し、無事退院した患者さんは平均して何日間入院していたか、という調査)それによれば
胃の悪性新生物 は、 平均22.6日で退院。
結腸及び直腸の悪性新生物 17.5日で退院。
脳血管疾患は 93.0日で退院。
そして、統合失調症,統合失調症型障害及び 妄想性障害 は 561.1日で退院。
血管性及び詳細不明の認知症 (再掲) 359.2日で退院。
精神疾患がダントツで長いことがわかります。
精神疾患(重度の鬱病や統合失調症)は、ガンや脳こうそく、心筋梗塞よりも、
もっと注意しないといけない病気なのかもしれません。
アフラック ちゃんと応える医療保険 EVER では・・・
2013年に発売された一番新しいEVER,「ちゃんと応える医療保険EVER」では
告知書に
過去5年以内に、精神や脳・神経の病気で医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがありますか?
という質問があり、 これに はい と答えると加入することが難しくなるようです。
引受緩和型のEVERだと加入できるが・・・
一般的な医療保険(健康な人が加入する)では、告知書ではじかれてしまうような場合でも
引受緩和型とよばれる医療保険なら加入できることもあります。
徳光さんがCMしてる「ぼくには夢がある~希望がある~そして持病がある~」ってやつですね。
これも、保険を引き受ける基準を緩和している保険 というわけですから誰でも入れるわけじゃないです。
そして 引き受ける基準が緩和されている分、保険料は高め。
例えば、40歳男性の場合、
ちゃんと応える医療保険EVER だと 2,370円の保障内容が
もっとやさしいEVERだと 4,470 円。
そんなわけで。
精神疾患に備えておくとなると、入院保障の日数は60日では全く足りてないような気がする。
だけど、それを全て保険で補おうとすると保険料は高額になる。
すでに精神疾患(うつ病とかパニック障害とか)で5年以内に通院したことがあるとなると
すんなり医療保険に入れないかもしれない。
引受緩和型にすると保険料は更に割高になる。
・・・う~む。
やはり保険は、自分の払えるお金と万一のときに必要なお金を計算してからじゃないと
どの商品が必要か、わからないものですね。
巷で話題の保険相談を利用するのも結構ですが、
くれぐれも言われるままに契約することはしないように・・・・
色々なアドバイスを受け(一人の意見だけを聞くのはキケンです。複数の保険のプロに相談を)
最終的には自分で決めるのが吉 、です。